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上野中通商店街振興組合 ゐの市事務局
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亥の日「ゐの市」の歴史

上野の縁日「亥の日縁日」

上野四丁目の街 徳大寺

上野中通商店街振興組合、上野アメ横表通り商店外振興組、御徒町通り会が取り囲む上野四丁目の街には江戸試合の寛永年間に創建された寺院の摩利支天徳大寺があります。
徳大寺は400年にわたり街と共に歴史を歩み、多くの寺社の門前町として賑わった上野の繁華街地区に現在も残る最後の寺院です。

縁日の由来

江戸時代の縁日というのは寺社仏閣の神様と縁を結ぶ日「結縁」の日であり、この日に参拝すると御利益があるとされています。

上野の亥の日「ゐの市」

この徳大寺に祀られている仏教の守護神である摩利支天(まりしてん)の御縁日が、十二支の「亥の日」であることに由来します。江戸時代、この「亥の日」の御縁日には界隈に露店や露店や市が立ち並び、上野の街を賑わしました。
そして戦前までは上野亥の日縁日は、水天宮の戌の日縁日や神楽坂毘沙門天寅の日縁日、とげぬき地蔵縁日などとならび東京では大きな縁日でしたが、戦後のアメ横の前身である闇市が開かれるようになってから警察関係の要請により亥の日縁日は中断されました。

この亥の日「ゐの市」を現代の上野の街で再現し広く来街者に上野の商店街を 

認識してもらい、コロナウイルス渦からの復活につなげます。

実行委員長挨拶

開催のご挨拶

 

「上野ゐの市」実行委員会を代表いたしまして、一言ご挨拶を申し上げます。皆様は東京上野と聞いて、何の動物をイメージされるでしょうか。

上野動物園にパンダがやって来るよりはるか昔、江戸時代の上野の街を象徴する動物はイノシシでした。その由縁は、街の中心部に位置する徳大寺に、武士の守護神である摩利支天(まりしてん)が祀られていることに関係します。

日本には、丑(うし)の日や酉(とり)の日など、十二支の動物で表される日が古くから暦に伝えられています。その風習の中で、摩利支天にはイノシシが仕えることから、十二支の亥(ゐ)の日が古くより御縁日とされてきました。

この摩利支天の御縁日である亥の日にあわせ、上野の商店街では新たに「上野ゐの市」を開催いたします。その前身となる、戦前まで催されていた亥の日縁日から数え、実に75年ぶりの復活となります。

ゐの市加盟店では感染症予防対策をしっかりと整えた上で、いつも以上に喜んでいただけるお得なサービスや特別なお品を用意して、皆様をお待ちしております。上野散策、博物館や美術館のお帰りに、また摩利支天徳大寺へのお参りついでにでもお立ち寄りください。

江戸時代から続く、上野の街の「ハレの日」である亥の日。ぜひ皆様には「上野ゐの市」でのお買い物をお楽しみいただければ幸いです。

ゐの市実行委員会

委員長 關 観哉

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